診察が終わって一人でゴソゴソと雑用をしていたら、教授から電話が...
教授:神戸大学の形成外科の田原真也教授です。
ボクは基本的に後ろめたい人間なので、
また何か不都合なことやらかして怒られるのかなとビクビクしてたら、
「近所で飲んでるので来ないか?」とのこと。
そうだよね。
大学病院時代と勤務医時代はそりゃよく怒られたけど、
開業してからはそんな事、一度も無い。
でも、師匠ってのは怖いもんです。
そんなお誘いなので、雑用全部放ったらかしてホイホイと駆けつけました。
クリニックのすぐ北にある『河童』というお店。
基本的に和食ですが、無国籍っぽい料理も豊富。
そして、日本酒と焼酎の品揃えがすごい。
お酒の解説が詳しく書いてあるドリンクメニューを本気で読みだしたら、
1〜2時間平気でかかっちゃいます。
料理はおいしいし、お店の雰囲気も好き、クリニックから歩いて1分、
料金もそこそこリーズナブルだし、おいしい芋焼酎も有る、
てなわけで、ちょくちょく利用しています。
お店に着いたら、教授と奥様、それに見慣れない若者が二人。
タイの医大から形成外科の見学に来ている留学生でした。
女の子の方は非常にきれいな英語をしゃべっていました。
タイで医学部に通う人って、恐ろしく良質な教育を受けてきてるんだろうな。
教授の家にホームステイしているそうです。
男の子はかなり訛りのあるホッコリした英語をしゃべってましたが、
日本に関する知識はすごい。
そして、いろんなことを見聞きするのに非常に貪欲です。
明日は伊勢神宮まで出かけると言ってました。
伊勢神宮について何を知ってるのかと尋ねたら、
「内宮と外宮というのがあって、20年ごとに交互に建て替えして、
海に行ったら島が二つロープで結んであって・・・」
延々と解説してくれました。
日本の同じ年の若者よりずっと知識が有りそうです。
そして、何せ素直だわ。
こういうやつが伸びるんだろうな。
さんざん飲んで食べた後は(田原先生、ごちそうさまでした)、
うちのクリニックの見学に来ていただきました。
参考になったんだろうか?