何歳からピアスができるかと質問される事があります。
海外では生まれてすぐにピアスを開けちゃう事が多いみたいです。
首の座っていない赤ちゃんのうちにピアスするのは簡単でしょう。
だって泣きはするだろうけど、ろくに暴れられないですから。
でも、うちのクリニックでは生まれたての赤ちゃんにピアスをした事は無いです。
もちろん、ご希望があれば喜んでピアスを開けさせていただきます。

一歳、二歳ぐらいはどうか?
ぼちぼち病院嫌いになってる年齢です。
何かわからないけど、痛くて怖い事をされるという事がわかってきます。
この年齢の子供が自分からにピアスをしたいとは言い出さないでしょう。
完全に子供の意思を無視した親のエゴです。
無理矢理押さえつけてピアスを開けようとしても、いやがって暴れます。
ろくでもない場所に穴をあけちゃう可能性がありますので、とりあえずはお断りです。
親の都合だけでするなら生まれたての時にしましょう。

三歳ぐらいになると、女の子の場合、おしゃれに目覚めてきます。
ママやお姉さんたちがピアスをしているのを見て、「私もしたい!」と言い出します。
『ちょっと怖い』『痛いのいや』よりも『おしゃれしたい』の方が勝ってくると、おとなしくピアスを開けさせてくれます。
片側だけなら一瞬で終了です。

心配なのは反対側。
医療用のピアスとピアスガンを使ってするので、痛みは最小限ですむのですが、それでも開けた直後は多少『ずーん』という感じの鈍い痛みはあるみたいです。
もう一回怖い目に遭うのは嫌なはずですが、大丈夫。
『片側だけでやめとく?』って言うと、絶対に『こっちもする』って言います。
片方だけピアスなんてかっこ悪いって、自分でもわかってるみたいです。

娘の絵。コアラだそうです。