夜中に台所に行くと、嫁が微動だにせずに立っている。
先日買った『パン焼き機』の蓋を少し開けて、中をジーッと見つめている。

ボクものぞいてみた。
アルミで出来た釜の底のところにファンみたいな物が付いてて、
これが小麦粉やら水やらの材料をクルクルこねこねして、
お餅のような塊にしていく。
おお!確かにおもしろい。

一通りこねてパン生地が出来たら、寝かしの過程に入る。
そして、タイマーセットした時間の一時間前ぐらいから焼き始めて、
パンの焼ける良いにおいで朝目が覚めるというわけ。
寝かしの時間が短いと、あんまりおいしく出来上がりません。

でも、嫁のクルクル好きは半分病気です。
時間があれば何分でも洗濯機の中を眺めてます。
脱水タイムになって洗濯機にピーピー怒られて、
やっと恨めしそうに蓋を閉めます。

ガラス張りの食器洗浄機を買うのが嫁の夢だそうです。
確かにあの噴水のようなノズルから、
どんなふうにお湯が出てきてお皿を洗うのかは興味があります。


今も家にある、昔の嫁の商売道具です。
これ見ててクルクル好き発症しちゃったのかな?