ケガの治療で山王クリニックに通っている4歳の男の子。
大事そうに何か握りしめてるので見せてもらったら...
うわ!!半魚人!!
この子、半魚人の恐ろしさを知らないんだ。
小学校2年生の時だったか、半魚人の映画をテレビで見て、
それから夜トイレに行けなくなってしまったのを覚えれいます。
そこら中の明かりを全部点けても、
「怖くない、怖くない。だってあれ映画で、全部ウソやもん。」と自分に言い聞かせても、
恐怖ってヤツは全く消えてくれない。
怖くないと意識すればするほど怖くなってくる。
背中のすぐ後ろから誰かに首筋をつかまれそうな気がして、
廊下の壁(ほんの2mぐらいなのですが)に背中をべったり付けてズリズリと横に歩く。
トイレのドアを開けるときも、本当に恐ろしい。
何が飛び出してくるのか??
オシッコしてる時が一番無防備で発狂しそう。
あわてて済ますもんだから、そこら中の床も、パンツもズボンも小便まみれ。
そのうち、ついに夜はトイレに行けなくなってしまった。
夜中じゅう我慢するのですが、ダメな時はダメ。
とってもダメな事が起こってしまいます。
ああ、恥ずかしい。
誰があんなしょうも無い映画作ったんやろう。
アホちゃうか?
この恐怖を克服する(忘れる?)のに半年以上かかりました。