神戸大学形成外科が第2回日本創傷外科学会を主催します。
創傷外科学会とは、形成外科学会の分会(支店みたいなもの)で
ポスターにあるように「けが・きず・きずあと」を
いかに早くきれいに治すかを研究する学会です。

みなさん、例えば顔にケガをして縫わなけりゃいけない場合、
何科の病院に行きますか?

内科や産婦人科にいく人はあんまりいないでしょう。

皮膚科?
皮膚科の先生は皮膚の病気を診断して、塗り薬や飲み薬で治すプロフェッショナルです。
(ボクはそう思っています。)
手術の得意な皮膚科の先生もいますが、
一般的には切ったり縫ったりの専門家ではないでしょう。

整形外科?
手足の骨折があればぜひお願いすべきでしょう。
でも、皮膚表面の傷をきれいに縫うことに関しては 、あんまり得意ではないようです。

外科?
出血多量で意識も無くなってたら、ぜったい外科の先生の出番です。
彼らは人命を救うエキスパートです。
まさにキング・オブ・ドクター。
出血を止めるためにガンガン傷を縫います。
命があってなんぼ。
傷あとなんか細かい事を気にするような輩は医者じゃあない。
そんな暇があれば、また一人貴重な命を救えるわけですから。

きれいに治すのは美容外科?
残念ながら、テレビで宣伝してチェーン店展開しているような美容外科に行っても
ぜったいに相手にされません。
そんな所に雇われている医者は、ろくに傷を縫えないし、
金にならない事はしません。

じゃあ、どこに行けばいいの?