形成外科も美容外科も、要するに見た目をきれいにする医学です。
非常におおざっぱな言い方をしちゃうと。

で、どう違うかというと、
形成外科の治療は保険でできます。
例えば生まれつきのアザや見た目の異常(唇裂や耳の形の異常)、
皮膚の腫瘍や、顔や手のケガなどです。
保険でできる治療についてはまた改めて詳しく説明していきたいと思います。

じゃあ 美容外科って何かと言いますと、形成外科の中でも保険の効かない分野です。
医学的には異常とは認められていないけど、でもきれいにしたいとなれば、
その治療に保険を使うことはできません。

例えば二重の手術。
別に一重まぶたでもちゃんと目が開いていたら、日常生活は全く支障無くできます。
でもやっぱり二重の方がきれいに見えるし、まわりからチヤホヤしてもらえそうだし。
だから二重の手術を受けたいんだけど、保険でできませんかって言われたって
それは無理な相談です。
大事な保険の財源をそんなことには使えません。
保険の効かない美容外科、自費治療になります。

同じまぶたの手術でも、まぶたの筋肉が弱って目が開きにくい場合(眼瞼下垂と言います)、
この場合は保険で手術ができます。
目が開きにくくて日常生活に困っているわけですから。
5歳の娘の描いた絵です。